GINNSEI ネタ作りING

もがくニートはニートらしく、もがいて騒いでJUST DO IT!!!常に現在進行形で新しい事に挑戦していきたING達。

拝啓 10年前の自分へ

秋の匂いが心地よく感じ、肌寒い、独り身が寂しく感じ、『ひとりでできるもん』を強く信じ、『いや、彼女ができないんじゃなくて作らないだけだから』と自分に言い聞かせる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?



貴方は今、16歳、高校1年生ですね。

未来の事を聞きたいですか?

それとも聞きたくないですか?

貴方に選択権はありません。ここに綴ります。



結論から言いますと、



あなたはこれから先もっともっと辛い事が起きます。今のあなたは中学時代、特に2,3年次にほんとに辛い体験をし、人と接することに積極的になれていませんね。出来るだけ目立たないように目立たないようにとしていることでしょう。でも、心の中では目立ちたい、モテたいと強く思っています。その両極端の思いの葛藤に悩まされ、少しずつ周りの人に心を開いていきますが、高校2年生で完全に孤立します。誰が悪いでもなく、自分自身が原因です。


別にあなたが何か問題を起こすわけでもありません。必然的に孤立していくのです。その理由はすぐにわかります。それでも、あなたのことを助けてくれる友達がいるので、耐えろ。でも、そこまであなたは孤立に対しても深刻に悩んでいない節があります。



あなたは現在、学年の中でも上位の成績を維持していますね?素晴らしい。担任の先生期待の星です。

高校3年時の時も今と同じ先生が担任になります。


そして、


こう言われます。


「何があったの?」


すごく心配されます。成績は落ちまくります。どちらかというと、落ちこぼれ組に入ります。授業中爆睡していても、注意されなくなります。叱ってもらえるうちが華です。



だが、安心せよ!!



決して見捨てられたわけではありません。

奇跡的な事が起きまくり、結果的に大学に受かります。

先生は驚きと嬉しさであなたに向かって

「棚からぼた餅だ!!」といって抱きついてきます。

それは褒めているのだろうか、と疑いながらもあなたは抱きしめかえします。



私は今、

この手紙をニヤニヤしながら書いています。


ていうのも、

自分でも不思議なのですが、ダメダメだったあなたの事が愛おしく思えて仕方ないのです。あなたはあなたなりにもがいていた事を知っています。誇りに思います。何だかんだ楽しんでいるんじゃないですか?いや、そん時はきついか。




あなた今、好きな人いるでしょ?


中学の時に同じ塾にいた人!!


高校受験が終わり、塾に挨拶しに行ったときに、たまたま彼女も報告しに来ており、彼女は違う高校(頭がいいところ)に行ったことを知り落ち込み、「先生またここに勉強しに来ていい?」という言葉を聞いて、素直に信じ、また会えるかもと喜び、そして、あなたもその塾に勉強しにいくんだ!!と意気込みながら、会いたくて会いたくて震える魂を抑えながら、鼻フンフンいわせながら塾に行き、なんと再会できましたね。再会するまでに何回、その塾にいったかわからんけど、諦めるな。会えます。今思うとね。会いたくて塾に行く。会えん。仕方ないから勉強する。これよこれ。このおかげで俺勉強しとったからさ、成績良かったと思うのよ。彼女のおかげやよ。ありがとうって言えたら言っといてや。無理やろうけど。



まあ会えるよ。んでね。



なんと2人っきりになるという絶好のチャンスがきます!!









ちゃ、ちゃんすだ。

奇跡的だ。2人っきりだ。このチャンスを逃すわけにはいかない。話しかけよう。でもなんて話かければいいんだ?どうしよう。お腹痛くなってきた。気持ち悪い....



1時間後



どうしよう。何を話せばいいんだよ。わかんねーよ。無理だよ。俺には無理だ。なんも思いつかんよ。



30分後



先生が帰ってきたね。すっげー自分のヘタレ具合に落ち込むよね。後悔したよね。勉強全くしてないよね。



10分後



なんと、先生まさか離脱アゲイン。

2人っきりの時間アゲイン。

もう行くしかないぞ、いいカゲイン。



もう知らん。立ち上がれ。

どうにでもなれ!!いったれ、俺!!



「あ、あの」


「はい?」


「あのー....」


「(彼女は黙ってこっちを見ている)」


「....あ、あの、あ、え、あー。体育祭ってそこの高校は、何の色の団があるんですか?」


「え?あーえっと、確か赤、青、黄色、白だったかな?」


「あ、そーなんだね。そっかそっか」


沈黙


「そっちは何の色があるの?」

(質問してくれた彼女、相当いい人やな)


「え、あ、た、たぶん、赤、青、黒、白かな」

(たぶんかいーーーい)


「そうなんだ。似てるね」


「そうだね。じゃ、じゃあ、勉強に戻ります」

















突っ込みどころ満載の会話。

*これが初めての彼女との会話です。




愛おしいやつやな。




何より愛おしい10年前の自分は、


この会話で、席に戻った後ガッツポーズしてます。やりきった!彼女と話せたぞ俺!と嬉しさと達成感で満ち足りた顔になっています。



そんなんだから、

もちろん彼女とランデブーなんてできる訳ありません。でも頑張ったもんね。話かけたもんね。偉いよ。ナイストライ。


でね。

恋愛面に関しては、あなたはこれから先、もっともっと痛い経験をします。今思い返しても、恥ずかしくて毛穴という毛穴が全部開くぐらい、身震いするほどのことを、当たり前のような顔してやりとげます。


(一度でいいから制服デートしてほしかったよ。俺よ....)



なんか書いてて、胸が苦しくなってきました。もう二度と高校時代をやり直したいとは思いません。それだけ辛かったし、それだけ自分のやってきたこと、自分の選んだ道、決断に後悔はないし、ベストな道を進んどると思う。今思い返すとね。大事な体験をしとるんやよ。




あなたが想像しとるような10年後の自分にはなれてないかもしれん。

あなたが願っとるような人生を歩めてないかもしれん。


未だにうんこぶりぶり星人やし、

未だにげりうんこぶりぶり星人やし。

未だに硬いうんこあんまでんし。

未だに「うんこ」って言うだけで楽しめるし。


ただね。あなたまだ身長伸びるから!!

そして何より私はまだ生きてます!!

親も生きてます。

弟も生きてます。

だか、わんちゃんはそっから1年後死にます。今のうちに可愛がっとけ。結構つらいぞ。




10年後の俺は仕事も辞めて、ニートやけど、やりたいこと見つけて、そのために頑張ろうとしてます。




それだけで充分やろ、俺にしては!




俺も頑張るから、あんたも頑張れ!!

任しとけ、なんとかいい感じの未来にしてやるから!!

だから、任した。頼むから制服デートして。レンタル彼女でもいい。この際それでもいい。制服デートして!!お願いします。



じゃあまた10年後に会いましょう!!

あばよ、ヘタレうんこ漏らしやろう。


ps 高校2年の時の1月2日にほんとにうんこ漏らすよあんた。いらんパンツはいとくことをおすすめするわ