鳶職、はじめました。
何事も経験だ!
そして、早くお金が欲しい!
検索して出て来たのが、
そう、鳶職!!
一生縁がない職だと思っていたし、怖い人がいっぱいるイメージしかなかったから、チキンの私には到底無理だと決めつけていた仕事。
でもだからこそ
とりあえずやってみる
人生なんでもネタ
やったもん勝ち
この精神を大事にいざ飛び込もう。
今思えば、
子供の頃、工事中にできる鉄パイプで作られた足場に登りたくて、しょうがなかった。
登ってはいけないと親に注意されていた場所に今はお金をもらって入る事ができるんだ。
こんな最高なことはない
と、
モチベーションを維持できたのは
たった2日。
楽しみを見つけないと働けない。
モチベーションチェンジだ。
ヘルメットを被り、作業服を着て、安全ベルトをつけ、なんかそれっぽいやん俺と、無理やりモチベをあげる。働きながら重いもんもって筋トレできるとか、最高やん、運動不足も解消できるし、いいこと尽くし。
と、
ポジティブシンキングが打ち砕かれるのにまた2日。
いやー
重いもんは重い
持ってこいと言われても単純に重くて持てない。
非力さが浮き彫り。
お恥ずかしい。
あーいやだぁー辛いよぉーー
そうだ、空気になろう。
俺は空気だ。
なるべく存在感を消し、観察しよう。
みんなどうやって重いもんを持っているのか、何をしているのか、しっかり学ぼう。
こんな苦労があって、
建物が建っているのかと思うと、感謝の気持ちが湧く、なんでも沢山の人の苦労があって、出来上がっているんだと実感。
そして、
1番感じたのは、友達の工場長のことだ。
彼は
ポスターを3000枚以上貼るという偉業を成し遂げた後(これも相当きついよ)、ヘルメットを被り、工場長へと転身し、こんな仕事を40連勤しようとしていた。改めて、凄いな。
当時は一緒のシェアハウスにいたため、
彼の疲れ果てた姿を近くで見ている。
これはきついよ。工場長。
俺は、40連勤どころか、4日目で弱音を吐きそうだよ。
「何時に帰ってくるんけ?」
「.....明後日の朝」
この会話を私は忘れられません。
よくやってたな。
トビの現場にいると、
まるで自分がかよわい子羊に思えてくる。
いい体験をしている。
そう言い聞かせよう。
必ずこの経験が活きる時がくる。
そう言い聞かせよう。
これからも
私、ニートはもがきます。
改めて、
Dear my friend 工場長
当時は本当にお疲れ様でした。