GINNSEI ネタ作りING

もがくニートはニートらしく、もがいて騒いでJUST DO IT!!!常に現在進行形で新しい事に挑戦していきたING達。

奮闘日記 vs うんこ

 

きた、きた、きたぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

この痛み、心のざわつき、額から流れてくる汗
右手は自然と自分のお腹を触る

 

冷たい
とても冷たい
なんでこんな冷たいのって問いたい
うん、問いたい。何があってこんな冷えたの?
ちゃんとシャツinスタイルだったのに。温かい愛情を注いでいたのに。

 

どうしてこうなっちゃたのよ!!というぐらい冷たい

 

これはあれだね。
これは確定おりたね。
そうだね。うんこだね。
腹下りだね。下痢だね。

 

視線が自然と時計に行く。

授業が終わるまであと15分と言ったところか。
考えろ。考えろ。いや、うんこの事は忘れろ。うんこのこと考えたらダメ。パニックになる。
考えろ。考えろ。どうする。

 

 

A:素直にお手をあげ、「先生うんこが発射オーライ、lets goしてます。れでぃごーしそうです」
問題外だ。もともとこんなこと言えるタイプならうんこなぞ恐れるに足らず。学校生活もさぞかし楽しく過ごせておいでと思いますと言ったようなもんだ。気になるあの子。あの子からしてみれば俺がうんこに行こうが行こまいが、あの子と私、これからの人生。接点はないだろう。だがしかし、こんな私、それがわかっていてもうんこにはいけません。あの子の前でうんこなんかいけません。あれぜったいうんこだ。絶対うんこ行ったんだって思われたくありません。そうです。小さなプライドです。

 

 

B:自然に身をまかせあるがままに漏らす
却下

 

 

C:すかしっぺだという期待をこめてちょっときばってつかの間の時間稼ぎ

この痛みが屁だったとしよう。もしあなたが屁だったら屁をすることでこの痛みが和らぎ、心の安定と、肛・門さんの門が15分ぐらい耐えられるようになるだろう。なんどかこの作戦で激戦を乗りこえた実績がある。あのときのほっとする感じが私は好きです。そうです。あれはまさに女神がおりてきたようなもの。だってうんこだとおもったら屁だったんだもの。固体だと思っていたら気体だったんだもの。気体に期待したら臭いんだもの。そう、この女神は臭いという特色を持つ。強いやつでは音まで発するときがある。もろ刃の剣なのだ。うんこを催している中での屁、これは臭い。臭い演技で「え、いまのおれじゃないですけど」「え、なんか臭くね。」みたいな、とぼけた、雰囲気、かもし、出し、ちゃうし。「え!?今の誰!?」みたいなような的なような感じで。賭けてみる価値はあるとみる

 


これで行くか・・・

 

横を見る。隣の席で純粋な顔で眠っている友よ。私のかわりに屁罪。お願いしてもいいかしら。そうよ。これは冤罪よ。それは分かってる。でも私の未来もかかっている。友よ。こんな私でもまだ友と呼んでくれる?屁こきというニックネームを受け入れられる?

 

 

ちらっと時計を見る。

 

 

な、な、な、なに!?まだ2分だと!?なして、なしてなん、なしてこんなにときの流れは遅いと?
時間がまだあるというプレッシャーがさらに私のお腹に圧をかける。


これはまずい。メーデーメーデー、お腹の中がリオのカーニバルです。

 

これは確実に屁ではない。


俺はそう直感した。俺の直感はあたる。

ことうんこのことに関してはあたるんだ。

 

自慢じゃないが、もともと胃が強くなく、緊張やストレスがすべてお腹にくる俺にとって、小さいころからうんこと戦ってきた。まさしく死闘を繰り広げてきた。積んだ経験が違うのだ。これは奴だ。

 

今回こそやばいかもしれない。

 

 

もう授業なんて聞いている余裕なんてない。お願いだから先生私を当てないで。こんな苦しそうな顔してるんだよ。当てないよね。いや、むしろ、先生が、「おい。○○。具合悪そうだな。辛かったら保健室いってこい」って言えよ。助けてよ。生徒を守って。その教壇からよく生徒の顔見えるんでしょ。内職しててもすぐわかるからなっていってるじゃん。私汗だらだらじゃん。普通、気づくじゃん。あ、なんかふくらはぎがつりそうになってきた。

 

 

くそ。

 

 

いやくそもうんこ。もう頭の中うんこ。うんこのことしか考えられない。
このやろーもうピーちゃんだ。ピーちゃんがやってきた。どうする俺?

 

 


次回 復活のP へ続く