その男、『KR』
私には、尊敬すべき、愛すべき親友がいます。
その男、『KR』
KR、彼は過酷な労働に耐え
KR、彼は若干鬱が入っており
KR、彼は酒に自ら溺れにいき
KR、彼は料理をするのが好きで
KR、彼は期待されると断れないタイプ
KRと僕は一昨年に出会った。
『どんぶりブッチャー』
この言葉だけで分かり合えた。
東京の高田馬場に、石川の田舎もんがビクビクしながら行ったら、そこにKRはいた。
KRとは同じシェアハウスに住み、支え合いながらポスター3000枚以上を各々貼り、地球一周をし、なんの縁かまた一緒のシェアハウスで部屋メンとして一緒に住んでいる。
K、彼は秘めたポテンシャルをもち
R、あるがまま生きようともがく
私はこれからもKRから学び、共に飲み、共に笑い、共にもがき、もがくニート仲間として将来の夢を描く
そして、
私たちは仕事もしないで、天気のいい中、部屋に閉じこもり、昼間から酒を飲み交わすのである。
これを青春と呼ばずなんと呼ぶ
(クズ野郎)
大きな夢を熱く語りあり
(口だけ野郎)
食材を買ってきておつまみを作り
(節約野郎)
何やってんだろーっと笑い合い
(笑う角には福来ると信じてやまない野郎)
酒に溺れて女に溺れて金に心を支配されようとも、『人に優しく』、そこだけは、最低限のとこだけは守り、ニートはニートらしく生きていきたい。
あー人生
思うようにはうまくいかない
でも、KR、彼がいれば俺は、
そんな人生でも笑って生きて行くことができる。俺でもまだまだ大丈夫だとそう思わさせてくれる。彼のようにネタだらけの人になりたい。そう思う、今日この頃である。
KR、彼は人に勇気を与え
KR、彼は誰よりもネタを愛し
KR、彼はそんな自分を嘆き
KR、彼はそんなところがみんなから愛され
KR、彼は今日もヘルメットを片手に、山手線にゆられ、働きに行くのである
「辛いのは今だけだ」
彼はそう呟き、果敢に生きている
そして、
私は知っている
彼は去年も同じことを言っていた。
「今だけ辛い」その今を続けて生きている彼は、ずっと辛いままなのだろう。
それでも”今”に焦点を当て、”今”を生きている彼の背中はどこか哀愁があり、逞しくもあり、微笑えましくもあり、羨ましくもある。
ヘルメットFOREVERRRRR
僕たちは諦めません。
意地でもなんでもいいから、今というこの瞬間を泥臭く楽しんでやります。
(はい、たぶん口だけですが)
失礼します。
チンチャバイチャヤンチャファイター