GINNSEI ネタ作りING

もがくニートはニートらしく、もがいて騒いでJUST DO IT!!!常に現在進行形で新しい事に挑戦していきたING達。

己の正義を貫き通した彼は自らの使命を理解し己で命を絶った

唐突ですか

皆さんは自分の存在意義について考えたことはありますか?



私はあります



って言いますのも、


大学生の時の専門が『人的資源管理』というものであり、これは経済学ながら、社会学の分野の範囲にも入るという境界線があやふやな分野でした。


そこでは哲学的な心理的な要素、思考についての考えについても学ぶ事が大事であると思い、当時ますば『自分の存在意義』について考えていました。




タイトルからもバレバレですが、

前回のブリーフを被るまでの話の続きです。



というわけで、



【注意:内容のないような話です】













予めご了承ください。


そして。今これを懲りずに読んでくれているそこのあなた!!



あなたも物好きねぇ〜


でも、


そんなあなたが私は大好きだからぁぁぁ

読んでくれちゃって嬉しいんだからぁぁぁ



癖になるくだらなさ


お試しよ!!!



◆第2章

〜ぶりーふとの再開〜


大学四年生になった私は、演劇の講義を取りました。すでに専門の必須科目の単位は取っていたため、純粋に興味のある講義の聴講をしていました。


この演劇の講義は受講者が各々匿名でテーマに沿った脚本を書き、最後に1人の脚本が選出され、実際に夏休みに公演するというものです。


今回のテーマは『風刺』でした。


私の書いた物語はある国民的なアニメをモチーフにさせて頂き、大きくいうと正義とはなにか?を問う作品です。


自分のやりたいことを全部ぶち込んだ作品で、完成までに約5ヶ月の月日が経ちました。


そうです!!

なんとなんの間違いか私の脚本が最後まで勝ち残り、公演することになったのです。


びっくりです。嬉しいです。プレッシャーです。


その脚本の中で私がもう一つ物足りないと思って作ったキャラクターがパンツゥー族の王子、ブリーフです。


【ブリーフ王子】

一族の汚れを決して許さない純白の異名を持つふんどし王と一族の無駄を省く、パーフェクトフォルムの異名を持つブルマ王妃の息子。

実はパンツはトランクス派なのだか、自分の名前のせいでブリーフしかはけないことを悩んでいる。

こんな名前をつけた親を憎んでおり、愛されていないと思っている。


ざっくりとこんなキャラクターなのですが、

台詞があまり多くない上に、美味しいところを持っていく役で、おすすめでした。ただ衣装をブリーフ一枚にしていたためか、誰もやりたがらず、とかいって、ブリーフ王子抜きではこのお話は完成しないため、脚本家である私自ら演じることになりました。


ここが脚本家の強み


自分がブリーフ役になったことで、

速攻脚本を書き直し、いや、書き改め、ブリーフ王子の衣装を普通にしました。




物語の始まりはいつも唐突で、

そのどれもが僕にとっては必要だった。






成長したブリーフとの再会


場所はしまむら


「すみません、ここに白いブリーフって置いてありますか?」


「そうですね。ブリーフですとあちらですね」


「ありがとうございます」



しかし、


そこには

シニアさん用のブリーフしか置いておらず、ブーメラン型のブリーフがない!!


仕方ないからあるブリーフを買い、衣装係の人と、ブーメラン型のブリーフ製作。


ミシンを使い、究極のブーメラン型を作る。私は何もせずにただもっと、攻めてほしい。と要求するだけ。


(ほんとに衣装係さんお疲れ様でした。)


「これでどうですか?」

「.....完璧なブリーフじゃないか」

「良かったです」

「ほんとにありがとう」




名前、親、生まれてくる時代、自分では決められない。恨むならこんな名前に生まれた自分の不運を恨もう。



この作品では、

各々が各々の信じる正義を持っていて、

その正義を貫くことで、他の正義を悪として滅ぼしてしまう。


正義は人を助けるし、同時に人を殺すこともある。


いつまでたっても争いは無くならないよと。


このままではまた同じ歴史を繰り返すだけだよと。


待ち受ける終結は絶滅だよと。



ってことで、


最終的に全員死にました。


私もブリーフ王子として、舞台で死にました。


いろいろあり、いろいろあって、



ブリーフ王子は最終的には


自分の名前に込められた真の意味に気づき、親の愛を感じることができ、自分の名前を受け入れ、ブリーフを頭にかぶる事で、完全体ブリーフ王子となり、汚れを許さず、無駄を省く正義を貫くため、自分が死んで友を助けるか、友が死んで自分が生き残るかという選択で、自分自身が死んで、友に未来を託すことを決め、高々に掲げられたブリーフは地に這いつくばることになります。




「私のこと覚えてる?」


「ぶりーふ?いや、みちがえたよ。ブリーフ。大きくなったね」


「あなたは私を見捨てた」


「ごめん....」


「ううん、それはもういいの。それにまたこうして出会えたんだし」


「うん、僕は、僕は」


「言わなくていいよ。もっと早く再会できたらよかったな〜。そしたらもっと一緒に入れたのに」


「ごめん」


「謝らないで。私嬉しかったの。しまむらであなたにまた手にとってもらって、それから、わたしをあなたの理想のブーラメン型へとあんなに必死になって作り変えてもらって」


「だって、ブリーフっていったらピチピチの逆三角形だろ?」


「うふふ、あなたのそういうところ大好きよ」


「ありがとう、僕も..」


「ちょっと待って。言わせないわよ。そんな無責任なこと」


「え?」


「もうお互いの気持ちなんてどうでもいいの、私はあなたとこうして再会できた、そして、残りすくない時間を一緒に過ごせてる。それがすごく幸せなの」


「うん。そうだね。ありがとう」


「あー本当にこんなに幸せを感じるのはいつぶりかしら。ずっとこの時間が続けばいいのに」


「.....ブリーフ、僕....」


「うん、わかってる。そろそろお別れね」


「ごめん」


「だから謝らなくていいって」


「あ、そうだね。ごめん」


「ほらまた!!」


「あ....ダメだね。ほんとに笑」


「そういう人よ。あなたは笑」


久しぶりに2人で笑った。

束の間の幸せだ。



彼は震える手で頭に被っているブリーフを高々に上げて、涙目で言った。


「父さん、母さん、もっと早くこの名前に込められた意味に気づけていたら、僕は、僕は父さんと母さんと仲良くできたのかな?結局のところ、父さんと母さんに褒めてもらいたくて、認めてもらいたかっただけなのかもしれない。今ならはっきり言えます。僕は2人の子として、この『ブリーフ』という名前で生まれてこれて幸せでした。ありがとうございました。涙もろいのはどちらに似たんですかね?そして、ブリーフ、最後は君と一緒にいれて嬉しいよ。ありがとう」


「私もよ。まさかあなたを上から見下ろす日が来るとは思わなかったわ」


「そうだね」



ぱぁん....っ



銃声が鳴り響く。

ひらひらとブリーフが地面に落ちていく。


そして、

ブリーフ王子は己の正義を貫き通すために命を絶った。


この世に『正義』という言葉が存在する限り、争いは無くならないのかもしれない。


この世に『平和』が存在しているのは、その裏で多くの尊い人の犠牲があったから。


若くして未来の平和のために自ら死を選んだ人がいるのを忘れてはいけない。


知らないといけない。


今この瞬間も誰かが正義の名の下に犠牲になっているかもしれない。


そういうことも

ブリーフ王子を通して、伝えたかったのですが、設定が設定なので、たぶん、伝わってはいないだろう(推測)。



ただ、笑顔は頂きました。


笑顔は世界共通です。


そして、笑顔は伝染します。


笑って笑って腹抱えて笑って


争う暇もないぐらいまで笑うことでいっぱいいっぱいになってしまえばいい


世界中のみんなが、笑いながら輪になって踊って、世界一人の多い輪のギネス新記録を打ち出してしまえばいい


自分の存在意義なんて考えてもわからなかった。


ならせめて少しでも多く笑って笑い病を広めてやろう。

それを目指そう。

それをとりあえずの意義にしよう。


もっともっと笑顔の連鎖が広まりまくれ!



Smile is important 



ブリーフ編 完 



以上。

ここまで読んでくださった、物好きなあなた。ご愛読ありがとうございました。


さぁ来週のラインナップは

•やっぱり僕はトランクスが好き

•颯爽と現れたボクサーパンツ

の二本立て。

次も読んでくれるかな?うふふふ